専用の研究室を設けてパネルを設置する佐賀エレクトロニックスの林力社長(右から2人目)と有明工業高専の江﨑尚和校長(左から2人目)ら=福岡県大牟田市の同校(提供)

 半導体など電子デバイスを手掛ける佐賀エレクトロニックス(本社・東京都、林力社長)が、有明工業高専(福岡県大牟田市)と産学連携による製品開発を始めた。専門分野だけでなく全体の流れを理解する人材育成が目的で、学生は開発や製造を中心に、企画やマーケティングにも携わる。

 同社の静電気測定のノウハウを生かし、物体に触れずに静電気の帯電量を調べることなどができる「表面電位センサー」を作る。研究期間は2年で、商品化を目指す。IoT(モノのインターネット)のシステム化も視野に入れている。

 高専からは創造工学科の学生4人が参加する。学生らは15日、同社を訪れ、試作品のセンサーの出来栄えを確認した。今後、月に数回のウェブミーティングや互いに訪問しての実験を繰り返し、構想を練る。

 林社長(61)は「今回得られる教育のノウハウを生かし、学校でも会社でも技術の再利用ができるようにしたい」と期待を込めた。(森田夏穂)

このエントリーをはてなブックマークに追加