「ブランコ」15号を発行した(右から)権藤順子さん、権藤千秋さん、吉田浩子さん=佐賀新聞社

 佐賀童話の仲間の会「ブランコ」(主宰・権藤千秋さん、会員13人)が、童話と童詩の本「ブランコ」15号を発行した。「生と死」を見つめた作品や佐賀に身近な河童(かっぱ)をテーマにした作品などを収めている。

 会員11人が書き上げた創作童話11編と詩2編、エッセーなどを収載。岩永絹子さん(鹿島市)の童話「大山先生と桜の木」は、学校の保健室を舞台に、3年前にがんで亡くなった姉が描いた桜の絵がもたらす不思議な力を色彩豊かにつづっている。吉田浩子さん(佐賀市)の「恵太の夏休み3 河童と花火」は、祖父母の家に預けられた恵太と河童のウヅキとの夏の情景を描いている。誕生日をテーマに会員9人がしたためた詩も収録している。

 同会は1980年に発足、翌81年に作品集を創刊し、数年ごとに発行している。「ブランコ」15号は、佐賀市内の図書館や小中学校、公民館などに寄付する。会員の権藤順子さんは「コロナ禍でいかに生きるかを考えさせられた。考え方や生き方を見直すきっかけとなれば」と話す。(中島佑子)

▼「ブランコ」15号(西部印刷企画)はA5判、107ページ、700円。佐賀市の紀伊國屋書店などで扱っている。

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