第103回全国高校野球選手権佐賀大会は25日、佐賀市のさがみどりの森球場で東明館―佐賀北の決勝がある。東明館は初、佐賀北は2年ぶり6度目の優勝を目指す。これまでの戦いから決勝を展望する。(草野杏実)

3回戦・嬉野戦でスクイズを決める窪山祥悟(手前)と生還する出田龍太朗(奥)。東明館の中軸に得点の期待がかかる=佐賀市のさがみどりの森球場
3回戦・佐賀工戦で適時打を放つ佐賀北の3番笹山宗悟。好調の佐賀北打線を引っ張る=さがみどりの森球場

東明館VS佐賀北

 シード校同士による決勝。両チームともに投手を中心に守備力が高く、1点を争う接戦が予想される。

 第1シード東明館の主戦今村珀孔は、直球と変化球のコンビネーションで、打たせて取るピッチングを続ける。防御率1・73と安定し、勝負強さも光る。加藤晴空は最速143キロの直球を主体に投球を組み立てる。

 第3シード佐賀北のエース荒谷紘匡は防御率1・64。130キロ台の直球と変化球を投げ分け、簡単に得点を許さない。鋭いけん制も持ち味だ。準々決勝・三養基戦で好投した右腕北原旭にも力がある。

 打線は佐賀北がチーム打率3割3分6厘と好調。3番笹山宗悟は打率4割7分1厘と当たっていて、長打力もある。笹山の前にいかに走者をためられるか。19犠打のうち12本が得点に絡むなど、手堅さも光る。

 東明館はチーム打率2割7分6厘だが、3回戦の嬉野戦では連続スクイズを決めるなど、1点への執着心が感じ取られる。出田龍太朗や窪山祥悟ら中軸は勝負強さがあり、小技を確実に決め、少ない好機をどう得点につなげられるかが鍵となりそう。

 

きょうの試合

【さがみどりの森球場】
 ▽決勝
東明館―佐賀北
(10時)

 

■佐賀北 3番笹山、打線けん引


やってきたこと信じて

佐賀北の本村祥次監督

 佐賀北・本村祥次監督 挑戦者という気持ちでいくしかない。今年は県大会で優勝できず、3度目の正直という気持ちで甲子園をつかみ取りたい。東明館は佐賀で一番強いチーム。今までやってきたことを信じて全力でぶつかる。

2回戦  7-2 鳥栖商
3回戦  11-4 佐賀工(七回コールド)
準々決勝 1-0 三養基
準決勝  5-1 佐賀商

 

準決勝までの個人成績

     打 安 点 打率
(8)中村一 17 8 1 0.471
(4)千々岩 13 5 2 0.385
(5)笹 山 17 8 7 0.471
(3) 森  15 7 1 0.467
(9)馬 場 15 4 2 0.267
(7)稲 富 8 3 1 0.375
(2)上 戸 13 3 3 0.231
(1)荒 谷 11 2 1 0.182
(6)中村朔 9 1 2 0.111
 北 原 5 1 0 0.200
 星 野 1 0 0 0.000
 福 川 1 0 0 0.000

投 手 回 安 振 球 防御率
荒 谷 22 20 19 3  1.64
北 原 12 12 12 2  1.50
 

 

■東明館 1点へ執着、小技確実


目の前のことを懸命に

東明館の豊福弘太監督

 東明館・豊福弘太監督 まだまだ歴史が浅いチームなので、とにかく目の前のことを一生懸命にやる。昨年の先輩たちの分もこのチームはやってくれると思う。チャレンジャーということだけは常に忘れずに向かっていきたい。

2回戦  1-0 伊万里実
3回戦  4-2 嬉 野
準々決勝 11-6 白 石
準決勝  6-2 唐津商

 

準決勝までの個人成績

     打 安 点 打率
(2)加 藤 14 3 3 0.214
(4)久 保 14 8 1 0.571
(9)井 上 17 4 1 0.235
(6)出 田 12 5 2 0.417
(3)窪 山 12 4 4 0.333
(7)松 本 10 2 2 0.200
(8)成 澤 12 2 1 0.167
(5)藤 田 12 2 0 0.167
(1)今 村 10 0 1 0.000
 日 山 2 1 1 0.500
 石 井 1 1 3 1.000

投 手 回 安 振 球 防御率
今 村 26 27 18 10  1.73
加 藤 5 6 5 3  5.40
日 山 5 4 1 0  0.00
 

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