先日、市村記念体育館へ佐賀市の新型コロナワクチン集団接種のお手伝いに行ってきました。広い会場は問診、接種、次回予約などのブース、接種後体調観察の場所などに区切られ、それぞれの場所で、それぞれの専門職が、しっかり準備をして接種の方を迎えていました。時間ごとに予約の方たちが次々に入ってこられ、多少緊張されながらも順調にワクチン接種をうけられていました。

 多くの方が免疫を持つことが感染の流行を抑え、ワクチンを打てない人を含めた社会全体を守ることにつながるので、皆さんが打とうと思ってきてくれて本当にありがとうという気持ちになりました。

 思い返せば、昨年からずっとコロナウイルスとの戦いは防戦一方でした。いまやっと一般の方がワクチンを打って抗体という武器をもてるところまできたのだと思うと感慨深いです。まずはとても有効なワクチンができたこと、そして希望すればわたしたち一人ひとりに届けていただけること、本当にありがたく、関わるすべての方とこれまで感染予防を頑張ってくださったすべての皆さんに感謝です。

 ワクチンについては多くの質問を頂きます。低用量エストロゲンプロゲスチン製剤(ピル、LEP)や他の女性ホルモン剤で治療中の方について、そのことでこのワクチンを打つことに制限はありません。いま自治体接種、職域接種で用いられているファイザー、モデルナ両社のワクチンについては血栓症が増えるということはいわれていません。

 正しい情報を得て、自分と自分の周りを守ってくれる抗体を身につけるため、腕の痛みや発熱、だるさなど一時的にあるかもしれないけど頑張って打とうと思うか、自分は感染や重症化のリスクが少なく、副反応が怖いから打たないで、これからも感染予防をしっかり頑張ろうと思うか、よく考えて納得して決めていただくのがいいのかなと思います。(佐賀市 すこやか女性クリニック院長 西岡智子)

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