坂元祐一店長(左)から弁当を受け取る原口美和代表ら=佐賀市大和町の「生鮮横丁」

 佐賀市大和町のスーパー「生鮮横丁」が、子ども食堂やボランティアグループなどに食材と弁当の提供を始めている。レジの横に募金箱を設け、買い物客らの募金を食材費に活用している。新型コロナウイルスの影響を受けながらも弁当の配布などで子ども食堂を維持させる中、善意の広がりを通じて活動を後押しする。

 小城市を拠点に活動するボランティアグループ「にじいろぽけっと」の原口美和代表らが7月中旬、夕方に同スーパーを訪れて佐賀県産食材で作った弁当8個を坂元祐一店長から受け取った。弁当は大和町内の5家族に届けられた。

 原口代表によると、長引くコロナ禍でひとり親家庭以外でも収入減の影響が出ているという。原口代表は「募金を資金源に弁当を寄付する仕組みは私たちにとっても驚きだった。『助けて』と声を上げられない人もいるので、地域全体で協力して支援していきたい」と話した。

 生鮮横町から食材を卸している飲食店にも有志で募金箱を設置してもらっていて、今後は飲食店の弁当を近隣の子ども食堂に提供してもらうことも検討している。坂元店長は「みんなで活動をもり立てて、子どもたちへの支援の輪が広がれば」と話す。(中島佑子)

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