○…豪州との開幕戦で2点本塁打をマークした佐賀女子高出身の6番藤田倭が、2試合目となるメキシコ戦でも先制の本塁打を放ち、2戦連続で福島の青空にアーチをかけた。

 二回1死。内角低めの変化球を、右肘を畳みながら捉えると打球は一直線に左翼フェンスを越えた。過去の対戦から、狙い球を絞って打席に向かい、甘く入った球を見逃さず振り抜いた。

 16年の日本リーグで最多勝、本塁打王、打点王と投打で三冠を達成。だが、昨季の日本リーグでは11試合で打率2割5分、本塁打3本と思うような成績を残せず苦しんだ。

 集大成となる五輪に向けて、代表合宿では宇津木麗華監督が付きっきりでバッティングフォームを改造。天性のスラッガーは本来のスイングを取り戻した。

 2試合続けて“打”で貢献。この日、39歳の誕生日を迎えた上野由岐子にバースデーアーチをプレゼントした藤田は、「狙っていた球だったので、思い切り振り抜くことができた」と笑顔。まだ登板機会はないが「気持ちを切らさず、どういう場面であってもベストな投球をできるよう準備していきたい」と頼もしかった。(山口源貴)

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