ギャラリートークで父の相田みつをを語る相田みつを美術館の相田一人館長(左)=佐賀市の佐賀県立美術館

 書家で詩人の相田みつをの生涯をたどる「没後30年 相田みつを全貌展~みつをが遺したもの」(佐賀新聞社、RKB毎日放送主催)で22日、みつをの長男で相田みつを美術館(東京都)館長の相田一人さんがギャラリートークを開いた。「日めくりの世界」をテーマに語り、多くの来場者が耳を傾けた。

 相田館長は「日常のさりげない場所で、さりげなく(作品を)目にしてほしい思いが強かったのでは」とみつをの思いを代弁した。阪神大震災(1995年)の被災者から「うばい合えば」などの作品で励まされたという話を聞いたことを紹介し、唯一残っているみつを本人による朗読「道」の音声も流した。

 聴講した武雄市の山口茂磨さん(67)は「館長はみつを本人の写真より作品のイメージに合う柔らかな印象だった。あの書に囲まれて育ったからかな」と話していた。

 ギャラリートークは毎回違うテーマで20分程度行われ、23、24日が午前11時と午後3時、25日は午前10時と午後1時。当日の展覧会チケットで入場し、聴講できる。相田みつを全貌展は8月22日まで開く(月曜休館)。問い合わせは佐賀新聞プランニング、電話0952(28)2151(平日の午前9時半~午後5時半)。(花木芙美)

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