佐賀県警は21日、福岡県太宰府市で2019年10月、高畑瑠美さん=当時(36)=が暴行されて死亡した事件を教訓に見直した相談対応について、警察官への聞き取り調査結果を公表した。約8割が業務上の変化は感じないと回答、「より時間をかけて相談者の意思を確認するようになった」と意識の変化をうかがわせるケースもあった。

 県警は4月から、相談を受けた際に記載する「相談等取扱票」の運用を見直した。相談者の申し出を明確にするため、再訪の有無や再訪を促す連絡の必要性などを聴き取って記入する項目を新たに設けた。

 4月から6月までの相談取扱件数(暫定値)は3160件で、前年同期に比べて176件増えた。再訪の意思があるとしたケースは約5%の163件で、再訪を促す連絡を必要とした相談は2%の66件だった。

 県警広報県民課によると、6月に相談を受理した署員約30人から対面形式で聞き取った。約8割は変化を感じないとしたが、「丁寧に聴き取る項目が増えた」「より時間をかけて意思を確認するようになった」との回答もあった。同課は「適正に対応できていると考えている。今後も緊張感を持った対応に努めたい」と話している。(松岡蒼大)

このエントリーをはてなブックマークに追加