進出協定を締結した(左から)山口祥義知事、地域・教育魅力化プラットホームの岩本悠代表理事、佐賀未来創造基金の山田健一郎代表理事=佐賀市の佐賀県庁

 都道府県の枠を越えた進学を支援するCSO(市民社会組織)が21日、佐賀県や佐賀未来創造基金と進出協定を締結した。生徒数の減少や県外流出が課題になる中、県外からの高校生の受け入れを支援し、全国の多様な生徒が佐賀県に進学できる環境を整える。

 進出したのは島根県松江市のCSO「地域・教育魅力化プラットフォーム」で、居住地以外の公立高校への進学を希望する生徒を対象に、高校との橋渡しをする「地域みらい留学」に取り組んでいる。受け入れが可能な学校は年々拡大し、4月時点で北海道や沖縄県など26道県の70校に上る。佐賀県内では有田工業高のセラミック科とデザイン科が受け入れる予定。

 進出協定の締結式は県庁であり、プラットフォームの岩本悠代表理事は「高校を核とした地方創生や人づくりに取り組んできた。佐賀県の高校の魅力化、次世代の人づくりや地域づくりに微力ながら貢献したい」とあいさつした。山口祥義知事は「地域との関わりを持った唯一無二の高校をつくっていこうというプロジェクトも反映しており、心強い限り」と歓迎した。

 プラットフォームは佐賀市三瀬村に事務所を構える。県は2015年度から、県外で活動するCSOを誘致しており、今回で12団体目になった。(岩本大志)

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