お中元の特設コーナー。今年はコロナ禍で、普段会えない遠方の人へ佐賀の定番商品を贈る傾向がみられる=佐賀市のゆめタウン佐賀

 佐賀県内の大型商業施設などでお中元商戦がピークを迎えている。「コロナ禍で会いに行けない分、上質なものを」と価格帯は例年よりもやや高めで、遠方の相手に佐賀の定番商品を贈る傾向も。ビールは、間近に開幕を控えた東京五輪の柄の詰め合わせも人気。「巣ごもり観戦」を意識してか、自宅用にスイーツなどを購入する姿もみられる。

 昨年はコロナの影響で密を避けて前倒し傾向が見られたが、今年は例年並みの7月中旬に戻りつつある店舗が多い。

 佐賀市のゆめタウン佐賀では前年より2週間早い5月下旬から展開。ポイント付与サービスを強化し、他店より早く6月上旬に最初のピークを迎え前年を上回る売り上げとなった。毎年人気のビールは東京五輪の柄のセットが好調で、ご当地商品では「のり、伊万里梨、そうめんが人気」。無包装で注文する自宅用は、アイスや果物などのスイーツも売れているという。

 佐賀市の佐賀玉屋は6月に売り場を開設。品定めをする人の姿はあったものの購入の動きは7月に入ってからで、ボーナスや年金、商品券発行に合わせて購入の動きが増えたため「急きょ早期割引特典を延長した」。人気は呼子のイカ姿造り、佐賀牛、いかしゅうまいなど取扱数を増やした県産商品。ただ、昨年末のお歳暮商戦に比べ「送り先を減らす、辞める動きも少し見られる」という。

 価格帯の上昇傾向は佐賀市のイオンモール佐賀大和でも。これまで3千円台が主流だったが今年は5千円前後の商品が人気といい、ビールやそうめん、九州外へ送る場合は県産商品もよく動くという。

 買い物に訪れた40代男性は「友人に。リモート飲みもするので、一緒においしい物を食べたい」と品定めしていた。(志波知佳)

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