会派控室で資料作成をする久保美樹議員=唐津市役所

 子どもの頃から、「おかしい」「こうやればみんなが、うまくいくのに」と思ったら口に出さずにはいられない性格だった。気づけばいつも何かの○○長になっていた。唐津に生まれ育ち、学生時代の4年間以外ずっと住み続けているまちが、衰退していく様子にも口出しせずにいられなかった。無所属で当選した女性がいなかったことから何度も出馬を諦めていたが、今回初めて挑戦し、当選できた。

 「どやんね?」「中に入ってみたら、思った以上に大変やろ」。登庁する道すがら、いろいろな人から声を掛けていただく。議員になって間もなく、3月議会の分厚い議案書が届けられ、中を見ると頭の中が真っ白になった。「分からないことが分からない」。恥ずかしくて周囲には言えない悩みが付きまとった。

 初の議案質疑は先輩の助言で何とか乗り越えたものの、続く一般質問の準備が間に合わず、前日夜遅くまで控室で居残り。やりとりした執行部にも迷惑を掛けた。結果は散々だった。ずっと後悔だけが残った。

 「3カ月はすぐだからね。4年間、16回もあっという間に終わるよ」。それ以来、先輩議員の言葉はいつも私の頭の片隅から離れたことがない。6月議会の準備には3カ月かけた。それでも居残りは3日間続き、読み込むほどに訂正箇所が見つかり、床に就く頃には空が白んでいた。悔いが残ったものの、前回と比べ随分、楽になった。

 「これまで何十回やってきて納得のいく質問ができたことが何回あったかな」と先輩議員。次こそは、市民にも自分自身にも納得のいく質問に近づけるよう頑張りたい。

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 唐津市議会の新人議員6人が議員の日常活動や思いを交代で執筆します。次回は8月26日付に掲載します。

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