マウンドで投球練習する藤田=福島県営あづま球場

 開幕戦に向けて公式練習する上野(左端)、藤田(右隣)らソフトボール日本代表=福島県営あづま球場

 東京五輪で金メダル獲得を目指すソフトボールの日本代表が20日、開幕戦の舞台となる福島市の福島県営あづま球場で公式練習を行い、練習の冒頭を報道陣に公開した。全競技に先駆けて21日午前9時に始まる開幕戦でオーストラリアと対戦する。 

 前回実施された2008年北京五輪以来の大舞台となるエース上野由岐子(ビックカメラ高崎)は「気持ちが高ぶり過ぎないように、しっかりコントロールして入りたい」と冷静に自らを見つめた。

 ソフトボールは北京大会を最後に実施競技から外れ、東京五輪の追加種目として3大会ぶりに復活した。新型コロナウイルス禍による1年延期もあり、上野は「感情的には、やっと試合ができるという気持ちが大きい」と感慨深げに語った。

 気象庁によると福島市の最高気温は連日37度を記録。「想像以上に暑い」と苦笑いしつつ「アイスベストを着るなど、体をどんどん冷やして。熱中症でパフォーマンスを下げないように」と対策方法を明かした。

 ソフトボール界をけん引し続けてきた大ベテラン。メキシコ戦が行われる22日には39歳となる。集大成となる戦いへ向け「いい緊張感を持って、力まないでいきたい」と気力十分の様子だった。

 代表には佐賀女子高出身の藤田倭(ビックカメラ高崎)と内藤実穂(同)が選出されている。

 ソフトボールは米国、メキシコ、カナダ、イタリアを含めて6チームが出場。24日からは横浜市の横浜スタジアムに舞台を移し、1次リーグの1、2位が27日の決勝に進む。

 

藤田「思い切り暴れたい」

 藤田倭はビックカメラ高崎での同僚でもある上野と共に日本の二枚看板として初の五輪に臨む。球場の投手板の感触を確かめて初戦に備え「準備はしてきたので、自分のベストのプレーができるように思い切り暴れたい」と意気込んだ。

 今月行われたメキシコとの練習試合では8失点と打ち込まれ、不安を残した。「落ちるところまで落ちたので、後は上がっていくだけ」と気持ちの切り替えはできた様子だ。初戦の先発投手を託される可能性もあり「今までやってきたことを、執念を持ってぶつけたい」と言葉に力を込めた。

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