三養基郡みやき町の担当者(右)に公開質問状を手渡した「みやき町ふるさと納税をただす会」の益田清代表=みやき町庁舎

 佐賀県三養基郡みやき町のふるさと納税の返礼品事業を巡り、町民有志が20日、町や返礼品の納入業者などに公開質問状を提出した。最も寄付が集まった2018年度を含む2年分の情報開示請求で公開された資料を基に、当時の副町長が代表取締役を務めていた納入事業者が取り扱い件数を伸ばしていた点などを疑問視し「不正が行われた疑念がある」と主張している。

 質問状は「みやき町ふるさと納税をただす会」(益田清代表)が提出した。同会によると、町がふるさと納税で72億2554万円の寄付を集めた2017年度と、最多の168億3383万円が寄せられた18年度について、返礼品の納入事業者名や品名、金額、返礼率などの情報公開を今年3月、町に請求した。4月上旬に回答があったが、事業者名と代金支払い件数以外は黒塗りだった。

 6月中旬に不服申し立てをする一方、公開部分を精査したところ、当時副町長だった原野茂氏が代表取締役を務める会社や、町長だった末安伸之氏の親族らが経営する会社が納入事業者に含まれていることが分かったという。

 同会はこれを受け、町に加え、17年度はゼロだった取り扱い件数が18年度に54件に急増した町内の返礼品納入事業者「みねCC」と、代表取締役を務める原野氏に質問状を提出した。町に対しては「事業者との間で公平さを欠く事情があった疑いがある」として利害関係の有無をただし、原野氏には代表取締役に就任した経緯などを尋ねている。

 質問状を受け取った原野氏は「内容を精査した上で、回答するかどうかを含めて検討したい」と話す。

 岡毅町長は「町民が疑問を持っている案件なので、しっかり精査し、町としての対応を考えていきたい」と述べた。(瀬戸健太郎)

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