テレビアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」の最終回放送から一夜明けた6月25日、佐賀県内に設置された作品オリジナルのマンホールのふたを巡る旅に挑戦した。県外から訪れる作品のファンの参考になればと、今回は公共交通機関だけで回れるかを検証。乗車ミスや乗り継ぎ失敗など相次ぐ想定外に見舞われ、予定時刻から大幅に遅れながらも、どうにかたどり着いたゴールでは幸運な出会いがあり…。ツイッターに投稿しながらの「マンホール巡りの旅」を2回に分けて振り返る。(コンテンツ部・志垣直哉)

 作品オリジナルマンホールのふたは4月から6月にかけ、県内6市14カ所に設置された。

写真を拡大 駅前不動産スタジアム近くにあるフランシュシュ3号と駅前不動産スタジアムのマンホール=鳥栖市京町

 スタート地点となる1カ所目は、自宅から近い鳥栖市京町の駅前不動産スタジアムに設定し、朝6時に到着した。長崎線で1駅の新鳥栖駅(同市原古賀町)で2カ所目の撮影を経て7時過ぎには佐賀駅に着いた。

 佐賀市内の4カ所は徒歩で回った。計算では70分ほどで回れるはずだったが、事前の計算が甘かったのか、撮り進めるほど予定からの遅れが広がっていく。学校に向かう児童生徒の合間を縫うように、ひたすら歩を進めた。

 4カ所全てを撮り終えてからは駅まで全力疾走。乗車予定の特急になんとか間に合うも、車内では早くもゾンビのような疲労感を漂わせていた。冗談にもならない。

 肥前鹿島駅で下車し、祐徳バス太良線で「道の駅鹿島前」(鹿島市音成)に到着。そばの干潟交流館なな海で7カ所目を撮影すると再びバスで折り返し、同市浜町のバス停「浜三ツ角西」に向かった。このバス停が、時刻表を精査して導き出したこの旅のキーポイント。バスセンターまで戻るよりも早く、祐徳稲荷神社への乗り換えが可能となる。

 ―はずだったが、乗り継ぐバスに間に合わなかった。後の計画にどう影響するか不安を感じながら、同市古枝の神社まで歩くことにした。

 ようやく到着した神社。本殿へ通じる階段を眺めると、無数の風鈴がつるしてあった。風にそよぐ様子は涼やかで、計画の乱れによる焦りが途端に鎮まっていく。

 焦っても次の嬉野行きバスは午前11時半にしか出ない。それまで境内を堪能しようと思い直し、神楽殿と本殿で旅の成功を祈願した。

写真を拡大 祐徳稲荷神社の本殿に通じる階段につるされた無数の風鈴。涼しげな音色を境内に響かせていた=鹿島市古枝

 神社を後にしてツイッターを見ると、計画の乱れを好意的に受け止めるファンの反応が。「どう切り抜けたかの情報が、慣れぬ土地を行く巡礼ヤーには貴重になるかも」「慣れない土地では決して予定通りにはいかないもの」。美しい神社への参拝と励ましの言葉で、気持ちが軽くなった。

 

ゾンビランドサガ マンホール巡りに佐賀新聞の記者が挑戦! 公共交通機関だけで佐賀県内14カ所を1日で回れるのか!?(2021年6月25日)
このエントリーをはてなブックマークに追加