現校舎への感謝を込めた寄せ書きと記念撮影する生徒たち=神埼市の神埼高

全校生徒の寄せ書きが披露された=神埼市の神埼高

開校当初からの学校や生徒の様子が記録された本を持ち、神埼高の歴史を振り返る原口哲哉校長=神埼市の同校

 佐賀県内の多くの小中学、高校で20日、1学期の終業式が行われた。8月に新校舎への移転を予定する神埼市の神埼高は、現校舎で最後の終業式となり、在校生356人が同校の92年の歴史に思いをはせた。

 式では原口哲哉校長が戦時中の同校の様子などに触れ、「時代に翻弄(ほんろう)されながら懸命に立ち向かった人たちが確かにこの学びやに存在していた」と語り掛けた。

 お別れ会も開かれ、幅5メートル、高さ4メートルの布に感謝の思いを込めた全校生徒の寄せ書きが披露された。生徒会長の2年の米谷小春さんは「新たな気持ちで頑張り、これから学校を引っ張っていきたい」とあいさつした。吹奏楽部による校歌の演奏や、同校卒業生でタレントの江頭2:50さんからのビデオメッセージもあった。

 3年で前生徒会長の福島昌輝さんは「ここを離れるのは寂しいが、歴史と伝統を継承しながら新しい一歩を踏み出したい」と語った。

 移転に伴い新校舎の見学会が22日に行われる。中学生と保護者が対象で、午前10時から午後3時まで。予約不要。現校舎から南西に約1・5キロ離れた県道48号沿いで、神埼清明高に隣接する。在校生の初登校は8月19日を予定している。同校は1929(昭和4)年4月に前身の神埼高等女学校が開校し、同年11月に現在地に移転した。(森田夏穂)

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