フィレンツェ賞展で入選した平薮健さんの「ようこそ希望の島」(F100号、白亜地・油彩)

 佐賀市の洋画家平薮健さん(30)が、若い作家の発掘を目的とした公募賞第23回フィレンツェ賞展(雪梁舎美術館主催)で初入選を果たした。8月8日からは大丸東京店で、次世代を担うアーティストとしてグループ展に参加する。

 入選作は「ようこそ希望の島」シリーズの最新作で、蒸気機関車をモチーフにした。生き物のようにうごめく建造物から、人のいない画面に人間の営みや呼吸が感じられる。朽ちかけた機関車に感じた力強さや先人たちのたくましさを描いていて、平薮さんは「石炭、人の汗、つながりなども作品に込めた」と話す。

 同賞は国立フィレンツェ美術アカデミア(イタリア)の助教授らが審査し、185点の応募作から入賞13点と入選25点が選ばれた。入賞・入選作38点は、8月7日~9月26日に雪梁舎美術館(新潟県)、10月24日~30日に東京都美術館で展示される。

 大丸のグループ展は個性豊かな新進気鋭の作家らが集まる。前半は「妖精」、平薮さんが作品5点を出展する後半は山をテーマに「マウン展」と題して8月17日まで25人の注目作家が独創的な作品を並べる。

 展示は7日から8月31日に大丸東京が開くイベント「ART ART TOKYO」の一環。会期中はバンクシーや草間彌生など、国内外の有名作家による作品が揃う。(花木芙美)

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