三養基郡基山町議会(重松一徳議長、定数13・欠員1)は19日、町内の「亀の甲ため池水利組合」(埋金正組合長)が提出していたため池に関する請願書を賛成少数で一部不採択とした。ため池改修工事を巡り、組合が要望していた負担金免除は採択されなかった。

 組合は本年度から実施設計が始まるため池の改修工事に関し、管理を継続するための負担の重さや、中山間地の農業振興の観点から負担金の免除を求めていた。審議では「組合の苦しい状況は理解するが、ほかのため池との公平性の観点から応分の負担はお願いしたい」などの意見が出て、請願は不採択になった。

 豪雨の際、ため池に流入する雨水を分散させる水路(逃がし水路)の拡充も、堤が崩壊する恐れがあるなどとして不採択になった。ため池の所有権を町に移譲する登記事務を町が実施する請願は採択された。

 傍聴した埋金組合長は「思いが伝わらず厳しい結果」とした上で「負担金の額が大きく、このままでは組合の存続も危うくなる。管理をやめるわけにはいかないので町と話し合いたい」と述べた。(瀬戸健太郎)

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