アメ釉など味わい深い作品が魅力的な田中孝太さん=唐津市北波多の草伝社

 唐津市相知町の陶芸家・田中孝太さん(37)の個展が、同市北波多の草伝社で開かれている。茶わんや花器など約220点が並び、味わい深い造形と色合いが存在感を放つ。25日まで。

 田中さんは山口県出身。有田窯業大学校に在学中に出会った韓国の陶芸家から学んだ後、中川自然坊氏に師事した。12年に独立し、相知町牟田部に「坊中窯」を構える。

 新作「猩々茶盌(しょうじょうちゃわん)」は深い赤の表現に取り組み、手に取りたくなるような温かい土の質感がある。星くずをちりばめたような「アメ六角皿」や、箸で文様を手描きした三島茶わんなど多彩な表情を見せる。

 同ギャラリーでの個展は2年ぶり。田中さんは「釉薬を試行錯誤して色味を研究してきた」と話す。開場は午前11時から午後5時まで。(横田千晶)

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