3本の指を立て、軍に抗議する意思を示す県内在住のミャンマー人ら=佐賀市駅前中央の駅前まちかど広場

 ミャンマーで2月にクーデターを起こし、全権を握り続けている国軍への抗議活動が18日夕、佐賀市で行われた。世界16カ国、日本国内6カ所で同日に実施されたデモで、県内在住のミャンマー人ら約20人が、民主派が発足させた「挙国一致政府(NUG)」への支持を訴えた。翌19日は、抵抗して犠牲になった人たちの追悼式を開いた。
 「グローバル ミャンマー スプリング レボリューション(GMSR)」と銘打った活動で、5月から月に1回実施している。JR佐賀駅近くの駅前まちかど広場で、県内の介護施設などで働く男女が「軍の残虐行為に強く反対します」「NUGを認めてください」などと声を上げた。
 佐賀市の介護施設で働くティッ・ティリさん(28)は「集会に日本人の参加者もいて感動した。日本政府はNUGを認めてほしい」と話した。NPOで国際交流活動をしている福岡県大木町の中村裕幸さん(62)は「日本の高齢者を支えている皆さんを難民にしたくない。民主的な国に戻して、無事に帰してあげたい」と強調した。
 19日はミャンマーの祝日で「殉教者の日」に当たる。軍の軟禁下にあるアウン・サン・スー・チー氏の父親で、英国からの独立を目指したアウン・サン将軍ら9人のリーダーが1947年の同日に殺害された。ミャンマーの人たちは夕方、佐賀市のどんどんどんの森に集まり、9人とクーデター以降に民主化のために命を落とした人々に追悼の祈りをささげた。(宮﨑勝)

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