包括連携協定を結んだ東明館学園の荒井優理事長(右から2人目)とテラ・ルネッサンスの鬼丸昌也理事(右から3人目)=基山町

 基山町の東明館学園(荒井優理事長)と、ウガンダなど6カ国で活動する国際協力NGO「テラ・ルネッサンス」(本部・京都市、小川真吾理事長)は14日、グローバル人材の育成を目指し、包括連携協定を締結した。東明館高探究コースの授業で、カンボジアやウガンダで戦禍に苦しむ人たちへの支援策を考え、NGOが現場で実践。共同で国際協力の在り方を模索する。

 同学園は昨年4月から高校に探究コースを設置。社会課題の解決などに取り組み、他者に貢献しながら自ら積極的に成長する人材の育成を目指す。同NGOはウガンダの元子ども兵に対する自立支援や、カンボジアの地雷被害者の生活支援などに取り組み、講演など啓発活動も行っている。

 今回の協定によって、探究コースの1、2年生が8月末から、子ども兵の自立支援や戦災被害者の生活支援に向けた取り組みを授業の中で考え、NGOに提案。NGOはウガンダやカンボジアの支援現場で生徒の提案を実践し、成果や課題を授業にフィードバックする。

 同校で開かれた締結式では、荒井理事長が「生徒たちにはテラ・ルネッサンスの『世界を良くしたい』というメッセージを受け取って、学びを深めてほしい」とあいさつ。同NGO創設者の鬼丸昌也理事が「生徒たちの斬新なアイデアが、国際協力の取り組みをアップデートするきっかけになれば」と期待した。

(瀬戸健太郎)

このエントリーをはてなブックマークに追加