銚子塚古墳から出土した壺形埴輪について解説する〓井翔太さん=佐賀市城内の県立博物館

 佐賀県内の最新発掘調査成果を報告する展覧会「さがヲほる」が開かれている県立博物館で11日、調査担当者によるギャラリートークがあった。古墳時代前期の銚子塚古墳(佐賀市金立町)で見つかった壺形埴輪を調査した県文化財保護室の土井翔平さん(31)が特徴などを解説した。

 銚子塚古墳は佐賀平野で最初に築造された前方後円墳とされ、全長98メートルと筑紫平野で最大規模を誇るという。1978(昭和53)年には国の史跡に指定された。土井さんは今回出土した壺形埴輪を手元に置き、口と呼ばれる上部と首の接合方法が当時強大な勢力を誇ったとされる近畿地方の壺と同じことなどを紹介。胴体が長いことなどから「4世紀後半ごろに作られたのでは」と推測し、他の都道府県の出土品との特徴を比べ、さまざまなことが推察できる面白さを伝えた。

 考古学ファンら約30人が参加した。「さがヲほる」は18日まで開かれている。(松岡蒼大)

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