今節得点に期待のかかる鳥栖の酒井宣福(左)=7日の天皇杯3回戦、鳥栖市の駅前不動産スタジアム

 サッカー・J1サガン鳥栖はリーグ公式戦第20節最終日の17日午後7時から、鳥栖市の駅前不動産スタジアムで4位の名古屋グランパスを迎え撃つ。勝ち点差はわずか「3」。鋭い出足を見せる相手以上にゴール前での連係や積極性を高め、5試合ぶりの白星を飾りたい。

 鳥栖は通算成績9勝7分け4敗(勝ち点34)で6位。前節の広島戦は前後半とも守勢に回る展開となり、15本ものシュートを浴びた。だが、試合終了間際に途中出場のMF酒井が起死回生の同点弾を決めて、勝ち点1をもぎ取った。

 クラブは現在、金明輝(キン・ミョンヒ)監督が練習中の指導問題で今節から3試合の指揮停止。練習参加も禁止されている。監督代行は未発表のままで、開幕からリーグ戦全試合出場中のFW林は東京五輪代表活動のため戦列を離れている。故障欠場中のDFファン・ソッコは練習に復帰しているが出場は微妙だ。

 対する名古屋は11勝4分け5敗(勝ち点37)。6月下旬からはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場。1次リーグでは5勝1分けと圧倒的な強さを見せ、決勝トーナメント進出を決めた。8日にタイから帰国して隔離生活を送るなどコンディションに不安を残すが、ACLで4ゴールを挙げたマテウスやハットトリックを決めた山﨑らFW陣には勢いがある。守備面もリーグ最少失点を誇る鳥栖に次ぐ堅守で隙がない。

 ただ、開幕から10試合無敗だった名古屋に勝利した前回対戦(4月18日)は記憶に新しい。これまで培ってきた姿勢で選手とサポーターが一枚岩となり、正念場を乗り越えたい。(井手一希)

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