佐賀東高演劇部による大隈重信の劇「太陽の羅針盤」=佐賀市の諸富文化体育館ハートフル

トークセッションで意見を交わす山口祥義知事(左)と佐賀東高演劇部の青山美風部長(中央)、彌冨公成顧問=佐賀市の諸富文化体育館ハートフル

 佐賀市出身の大隈重信を題材にした演劇づくりに取り組む佐賀東高演劇部が15日、佐賀市の諸富文化体育館ハートフルで上演した。大隈や維新期の「佐賀の偉人」たちを熱演し、鑑賞した山口祥義知事とさまざまな功績を残した大隈の志や人間性について語り合った。

 大隈の100回忌に合わせた県の顕彰事業「大隈重信100年アカデミア」の一環。作品名は「太陽の羅針盤」で、偉人の役と現在の高校生の役を部員たちが演じながら当時と現代を引き寄せるストーリーを展開し、同校の生徒や県関係者ら約600人が鑑賞した。

 トークセッションで山口知事は、史実からひもとくのが難しい佐賀戦争(1874年)での大隈の気持ちを描いた点を取り上げ、「本当に感動した。年表の裏に人の思いがあることがよく分かった」とたたえた。

 青山美風(はるか)部長は「部員同士で脚本の解釈を話し合いながら作品をつくってきた」と振り返った。脚本を書いた顧問の彌冨公成教諭は「佐賀には何もないというイメージに対し、偉人の活躍を知れば『違う』と言える。みんなが佐賀のことを伝える人になってほしい」と劇に込めた思いを語った。

 演劇は31日に唐津市文化体育館で、8月1日に佐賀市のアバンセホールで上演する。入場無料で、予約が必要。予約は佐賀広告センター、電話0952(28)3888へ。(志垣直哉)

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