交通事故で長女を亡くした経験を話す浜崎満治さん=佐賀市の諸富中

 佐賀市の諸富中で9日、2007年に当時15歳の長女を交通事故で亡くした大分県中津市の理学療法士浜崎満治さん(59)が講演し、全校生徒に命の大切さと交通ルールの順守を訴えた。

 浜崎さんは、長女が高校から自転車で帰宅中に脇見運転のトラックにはねられ、亡くなったことを説明し、「悲しみ以外何も感じられなかった。自分の存在自体が許せなくなる時期が長く続いた」と吐露した。

 同じ境遇にある女性から寄せられた「背負っているのは悲しみではなく、それだけ大きな愛」との言葉に救われたことも明かした。交通安全意識の高まりを講演活動の意義に挙げつつ、「自分の笑顔と命を大切にして」と呼び掛けた。

 講演は「命の大切さを学ぶ教室」として佐賀県警が主催し、県教育委員会とNPO法人被害者支援ネットワーク佐賀VOISSが協力した。(松岡蒼大)

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