「ミャンマーで起きている人権侵害に関心を持って」と話すミョーリン・アウンさん(中央)=伊万里市の山元記念病院

 伊万里市の山元記念病院で働くミャンマー人のミョーリン・アウンさん(26)が12日、医療や福祉関係者の研修会で、国軍のクーデターで混迷が続く母国のことを話した。「ミャンマーで起きている人権侵害に関心を持ち続けてほしい」と呼び掛けている。

 ミョーリンさんは2019年に介護留学生として来日し、西九州大短大部(佐賀市)で学んで介護福祉士の資格を取った。今年4月から同病院で働いている。

 研修では講師を務め、クーデターが起きた背景や、軍の弾圧を受ける国民の様子を紹介した。在日ミャンマー人でクーデターへの抗議や募金活動をしているが、日本での関心が薄くなっているのを感じ、「人権侵害を受けているミャンマーの人たちを見捨てないで。力を貸してください」と訴えた。

 研修会は主に市内の医療・福祉分野の有志が集まり、コロナ禍以降はオンラインで実施している。ミョーリンさんは看護師の資格取得も目指していて、「日本の良いところをミャンマーに伝える懸け橋になりたい」と夢を語った。(青木宏文)

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