大隈重信を題材にした演劇の通し練習に臨む演劇部員ら=佐賀市の佐賀東高

大隈重信らについて意見を交わす演劇部員ら=佐賀市の佐賀東高

 佐賀市出身で首相を2度務めるなど明治・大正期に多くの功績を残した大隈重信(1838~1922年)の100回忌に合わせ、佐賀東高演劇部が大隈を題材にした演劇づくりに取り組んでいる。早稲田大学創設や鉄道整備などを手掛けた大隈の志に思いをはせる内容で、15日に佐賀市内で在校生や山口祥義知事らに披露する。

 タイトルは「太陽の羅針盤~未来のきみへ 100年目のメッセージ~」。大隈を顕彰する県の事業「大隈重信100年アカデミア」の一環で、脚本は顧問の彌冨公成教諭がまとめた。事前に部員たちが大隈のイメージについて意見を交わし、それぞれの部員の感性もせりふに反映させた。

 「演劇部が大隈重信の劇を演じることになった」という設定を部員たちがそのまま演じる一方、維新期の人々も演じ分け、全員が複数の役を持つ。過去と現代を行き来しながら、故郷への思いなど大隈の人間性に迫り、100年の時を越えて心を通わせる。

 13日の通し練習は県の担当職員や佐賀城本丸歴史館の学芸員らが見守った。大隈を演じる1年の原田陽路(ひろ)さん(15)は「優しさの中に芯がある人柄だと思う。志を持ってもらいたかったというメッセージが見る人に伝わればうれしい」と意気込む。鍋島直正役の青山美風(はるか)部長(17)は「当時の賢人のように佐賀を誇りに思うきっかけになれば」と期待を込める。

 一般向けで31日に唐津市文化体育館で、8月1日には佐賀市のアバンセホールでそれぞれ公演し、いずれも午後3時から。入場無料。事前申し込み制(先着順)で、申し込みは佐賀広告センター、電話0952(28)3888へ。(志垣直哉)

佐賀東高演劇部が大隈重信題材の演劇制作に挑戦(2021年7月13日)
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