全日本きもの装いコンテスト世界大会で準女王に選ばれた松田優実さん(右から2人目)=6月、東京・芝公園のメルパルクホール(提供)

全日本きもの装いコンテスト世界大会で準女王に輝いた松田優実さん(左から3人目)=6月、東京・芝公園のメルパルクホール(提供)

 鹿島市出身で学習院女子大4年の松田優実さん(22)が、「全日本きもの装いコンテスト世界大会」(全日本きものコンサルタント協会主催)で「きもの装いの女王」に次ぐ準女王(振り袖の部)に選ばれた。大会中、思い通りにいかなった部分は笑顔でカバーできたといい、堂々の成績を収めた。

 大会は、舞台上で鏡を見ずに一人でいかに美しく着物を着付けて装えるかを審査する。6月に東京で開かれ、全国6地区の予選上位者計65人が出場した。松田さんは関東大会の女王として、16人が参加した振り袖部門に出場した。

 松田さんは夏っぽい水色の新しい着物で臨み、本番では「練習してきた着物と寸法や質感が変わって装いがうまくできず、あせってしまった」という。ただ、その場で機転を利かせ、うまくいかない分をカバーしようと笑顔や立ち居振る舞いをしっかり強調し、上位7人が選ばれる2次審査に進むことができた。

 地区大会後、思うように練習ができなかった時期もあったといい、2次審査のスピーチでは感極まって言葉に詰まる場面も。「あの涙がなければ優勝だった」「涙があったから評価が上がった」などと周囲の意見は分かれるが、松田さんは「装いがうまくできなかったのに準女王はすごいと思う。ミスを笑顔でカバーでき、満足かな」と話す。

 今後、着物のファッションショーや外国大使館のパーティーなどでの活動も予定され、着物に関する資格試験に向けた練習も続けている。地方創生に関わる会社のインターンに参加し、留学も検討するなど「今しかやれない、やりたいこと」に打ち込んでいるといい、「今回の挑戦で自信がついた。何をやるにしても前向きに、意欲的にやれそう」と語る。(樋渡光憲)

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