東大海洋教育センター研究員から海がもたらす恵みについて学ぶ児童たち=唐津市の東唐津小

 海の学習を進める唐津市の東唐津小(藤原寿朗校長)で8日、東京大海洋教育センターの研究員2人が海と水のつながりや暮らしへの恵みについて特別授業を行った。5、6年生の17人が海にまつわる多様な視点を学んだ。

 及川幸彦主幹研究員と嵩倉美帆特任研究員がクイズ形式も取り入れ、「海は学びの宝箱」として親しみながら知り、守って生かすことを語り掛けた。二酸化炭素を吸収して温暖化を抑えていることや、「陸の植物より海の植物がつくる酸素の量が圧倒的に多い」と、人が住める環境づくりに役立っていることを話した。

 「海がなかったら地球の表面温度は100度を超す」と紹介されると、児童たちは驚きの声を上げた。6年の北島慎平君は「海があるからこそ今、僕たちは生きていけることが分かった。海に親しみを持っていきたい」と感想を語り、5年の堀川菜未さんも「もっと海のことを知りたくなった」と関心を高めていた。

 東唐津小は本年度、笹川平和財団海洋政策研究所などが主催する「海洋教育パイオニアスクール」に採択されている。国連のSDGs(持続可能な開発目標)の目標の一つ、「海の豊かさを守ろう」を実現するため、浜の清掃や地引き網体験などに取り組んでいく。(辻村圭介)

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