高校生への自社PRのポイントなどが紹介された採用力向上セミナー=佐賀市

 佐賀県内の企業向けの「採用力向上セミナー」(県産業人材確保プロジェクト推進会議主催)が、佐賀市で開かれた。高校生の就職事情を知る元県立高校長らが、就職に対する生徒の考え方、応募動機や親の視点など採用活動で重要となるポイントなどを紹介した。

 県内は実業系高校への進学率は全国に比べて高いものの、県内就職率は全国よりも低い状況が続いている。セミナーはこうした状況を踏まえて開催。警備や製造、福祉系など県内企業40社が参加した。

 元佐賀工高校長で北陵高の副島政史副校長が講演した。生徒が就職先を決める際、保護者の意見や身近な先輩から聞いた情報を参考にするケースもあることから、「若い人材の起用事例をPRするなどして、自社のことを知ってもらうことも重要」と助言した。具体的には、卒業生の頑張りが分かるPR資料を作成し、出身校を訪ねて高校側と情報交換することの大切さを強調。入社後のキャリア形成をイメージしやすい求人票の書き方も勧めた。

 今春、県内の高校を卒業して就職した生徒(2191人)のうち、県内就職を選んだ生徒の割合が65・4%(速報値)と18年ぶりに65%を超えた。(志波知佳)

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