『九州文學2021夏号』(通巻576号)が発刊された。佐賀県内からは佐々木信子さん(唐津市)の小説と高森保さん(伊万里市)の詩が掲載されている。

 佐々木さんの小説「初嵐」は、母を亡くした女性が主人公。遺品を整理する中で、自宅から遠く離れた場所での樹木葬を望んだ母の心中に触れる。

 高森さんは詩「あの日は忘れない」で、発生から10年の節目を迎えた東日本大震災に思いをはせる。

 新編集長に就任した福岡県筑紫野市の木島丈雄さん(64)=本名・目野展也さん=は、1994年に第1回九州さが大衆文学賞で佳作に輝いた経験を持つ。「同人の高齢化など同人誌を取り巻く環境は厳しいが、刊行を続けていきたい」と語り「若手の作品も積極的に取り入れたい」と意欲を示す。

 A5判、184ページ。1100円(税込み)。問い合わせは木島さん、電話090(7164)8789。(花木芙美)

このエントリーをはてなブックマークに追加