洋服、簡易ベッドなどが入った段ボールなどが置かれた旧久保田支所=佐賀市久保田町

 佐賀県などを拠点に被災地支援に取り組む公益社団法人「Civic Force(シビックフォース)」の佐賀事務所(佐賀市松原)は、衛生用品や衣類など支援物資を備蓄する倉庫の移転先を探している。佐賀市が貸与してきた旧久保田支所が解体される見通しになり、代替場所の選定を急ぐが、見つかっていない。災害発生後すぐに物資を届けるためには、平時から物資の管理と整理が必要不可欠で、協力を呼び掛けている。

 シビックフォースは、県有施設や旧久保田支所など県内3カ所の一部を借りている。佐賀市財産活用課によると、旧久保田支所の貸し出しは2016年11月から有償で行っている。段ボールベッド付きパーティション、非常用トイレセット、毛布、タオルなどを保管している。静岡県熱海市で3日に発生した土石流災害を受け、5日にスタッフ派遣とマスクなど支援物資を発送したほか、16年の熊本地震、19年の佐賀豪雨などで支援実績がある。

 希望する倉庫の場所は佐賀市近郊。広さ300平方メートル以上で、倉庫近くに60平方メートル以上の事務所がある物件を求めている。この条件での選定が困難な場合は小城市、杵島郡などに範囲を広げ「倉庫のみ」も検討する。家賃などは相談する。

 3カ月ほど移転先を探しているが、候補物件が見当たらないという。シビックフォースの岸川いづみさんは「いつ起きるか分からない災害に備えるためには、物資を適切に管理できる場所が必要。協力をお願いできたら」と話す。

 問い合わせは佐賀事務所、電話0952(20)2900。(川﨑久美子)

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