白バイやパトカーなどで取り締まりに向かう警察官=神埼市の国道34号沿い

祐徳自動車の路線バスで放映する動画の一部(警察庁作成、鹿島署提供)

 夏の交通安全県民運動(佐賀県交通対策協議会主催)が12日、各地で始まった。21日までの10日間、高齢者の交通事故防止や自転車の安全利用推進などを重点項目に掲げ、県内全10警察署や各地区の交通安全協会などが啓発活動を展開する。

 佐賀北署と神埼署は取締部隊の合同出発式を神埼市内で行った。事故多発路線の国道34号を管轄する両警察署の連携強化の一環で実施し、警察官24人が白バイやパトカーで取り締まりなどに向かった。

 式で佐賀北署の原田崇署長が「一人一人が問題意識を持ち、効果的な取り締まりを考えてほしい」と指示した。神埼署の諸泉孝俊署長による服装点検もあり、同署の北原康宏指導取締係長は「誰もが安心して利用できる道路にする」と決意表明した。

 鹿島署の管内を走る祐徳自動車(鹿島市)の路線バスでは、交通事故防止を車内で呼び掛ける動画の放映が始まった。モニターを通じて利用者に歩行時の危険などを伝え、降車後の注意を促す。

 警察庁が作成した動画で、アーティストのデーモン閣下が出演している。高齢者がよく降車するスーパーや病院などの停留所にバスが停車する前に15秒程度流れる。鹿島署で出発式があり、祐徳自動車の山本孝義バス事業部長は「啓発を通じて安全安心につながれば」と期待を込めた。

 県警交通企画課によると、11日までに県内で発生した交通事故(速報値)は人身事故が1773件(前年同期比157件減)で、死者数は14人(同8人減)となっている。(森田夏穂、中島幸毅、小部亮介)

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