九州新幹線長崎ルートの暫定開業に伴う支援など、知事への要望を審議した佐賀県市長会=佐賀市の県自治会館

 佐賀県内10市の市長でつくる県市長会(会長・秀島敏行佐賀市長)は12日、山口祥義知事に提出する要望事項を審議した。2022年秋頃に九州新幹線長崎ルート武雄温泉-長崎が暫定開業することを受け、「開業に伴う支援」を新たに要望に盛り込むなど32項目に絞り込んだ。最終確認後、8月20日に提出する。

 要望は新規9件、一部新規5件、継続18件。長崎ルートでは「沿線市で新幹線を活用したまちづくりに対するソフト・ハード両面での支援」「武雄温泉駅以東の在り方、整備方式については、国などとの協議で幅広の議論を前提としながらも課題解決を図ること」など4項目を盛り込んだ。

 新幹線駅が開業する武雄市と嬉野市は、フリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)の導入を国が断念した後、「フル規格での整備」を項目に加えるように求めてきたが、まとまらなかった経緯がある。会議では「長崎ルートに関する要望を取りまとめることができたことは大きな前進」という声の一方、「国や県は新幹線ばかりでなく、公共交通の在り方全体に対する考えを示してほしい」との意見も上がった。

 このほか、消防団の処遇改善に関する報酬額や手当額に関する国からの通知を受け「県主導による市町の『連絡会議』開催」なども要望する。(川﨑久美子)

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