接種者は着席したまま、医師と看護師の方から近づいてワクチンを打った=佐賀市の県トラック協会

 佐賀県トラック協会加盟社の従業員ら運輸関係者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの職域接種が10日、佐賀市の同協会で始まった。土曜と火曜を接種日とし、希望者約2100人の2回ずつの接種を8月までに終える計画だが、国のワクチン供給の遅れも予想され、一部不安を抱えながらのスタートとなった。

 同協会によると、使用するのは米モデルナ製ワクチン。毎週決められた分が届く仕組みで、約2千回分(約1千人分)を確保している。ただ、今後については「希望数より少なく届く恐れもある」との連絡が来ており、前田勝久専務理事(64)は「届くと信じ、スピード感をもってやっていくしかない」と話す。

 接種会場には分かりやすい一方通行の順路を設定。接種者は間隔を空けて並べた椅子に座り、医師と看護師の方から近づいて順番にワクチンを打った。初日は計660人が1回目の接種を終えた。

 緊急事態宣言地域に荷物を運ぶこともあるトラック運転手の梅谷太章さん(49)は「これまでは人との接触を避け、地域の集まりにも行かないようにしていた。接種が終了すれば、家族にも周りにも安心を届けられる」と話した。(志波知佳)

このエントリーをはてなブックマークに追加