早稲田大で特別講義する山口知事=東京都内

 佐賀県出身で総理大臣を2度務め、早稲田大学を創設した大隈重信を顕彰する佐賀県事業の一環で、山口祥義知事が8日、東京都内の同大で特別講義を行った。山口知事は多方面で活躍した大隈を「マルチタレント」と評し、佐賀が生んだ偉人の「進取の気性」を学生40人に伝えた。

 大隈重信の「イノベーションマインド」をテーマに話した。大隈の功績として通貨「円」の制定、統計制度の確立、大学設立や女子教育の取り組みなどを例示し「今であればマルチタレント」と称賛した。学生から佐賀県の魅力を問われた山口知事は「一番の魅力は人。まじめで人のつながりを大切にする」と答えた。

 佐賀県は「大隈重信100年アカデミア」として今年1月に没後100年を迎えた大隈の功績をたたえるプロジェクトを展開している。講義に先立ち、山口知事は早大の田中愛治総長に「大隈重信100年アカデミア名誉顧問」の委嘱状を授与した。田中総長は「大変光栄。大隈侯は我々の誇りであり、佐賀出身だということを周知していきたい」と話した。(熊谷海)

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