佐賀県有明海漁協に申し入れ書を提出後、記者団の取材に応じた地権者有志の会の古賀初次代表=佐賀市の漁協本所

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡り、佐賀市川副町の配備候補地の地権者でつくる有志の会(古賀初次代表、10人)が9日、土地売却の意向などを尋ねるアンケート調査をする前に、地権者や組合員を対象に説明会を開くように佐賀県有明海漁協へ申し入れ書を提出した。九州防衛局による地権者説明会では疑問や不安が払拭されなかったとしている。

 申し入れ書ではアンケートの実施に関し、漁協から地権者や組合員への説明がないとした上で「漁協の代表者である組合長が地権者・組合員に向き合い、疑問に答える番」と、漁協としての考えを説明会で明らかにするように求めている。

 代表で、配備計画に反対する住民の会会長も務める古賀氏は「説明会は地権者の疑問に答えていない。こんな大事なことを簡単にアンケートで尋ねようとする点にも違和感がある」と述べ、自衛隊との空港共用を否定した協定の当事者である県と漁協が説明責任を果たすべきと指摘した。

 漁協の西久保敏組合長は不在で、申し入れ書は幹部に手渡したという。

 配備計画を巡っては、防衛局が地権者説明会を4日まで5日間にわたって開いた。終了後、地権者に配備計画の賛否や土地売却の意向を尋ねるアンケートを発送する予定だったが、地権者への説明が不十分として7日、漁協が防衛局に追加の説明文書を求めるとともに、アンケートの一時延期を決めた。(宮里光)

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