新型コロナウイルスへの対応に関し、佐賀県(手前)に医療機関の現状を訴えた県医労連の関係者ら=佐賀市の県庁

 看護師ら約1300人が加入している佐賀県医療労働組合連合会(医労連)は9日、新型コロナウイルスへの対応に関する要請書を県に提出した。専用病床や人手が必要なコロナ患者の受け入れで通常業務に影響が及び、医療従事者全体が疲弊していると訴えた。

 要請書には、医療機関や介護施設での検査体制強化などを盛り込んだ。重点項目は県医務課の担当者らがその場で回答した。労働環境に関し、医療従事者が育児短時間勤務や育休を取れるように医療機関への指導を求めたが、県側は「職場で話し合うことが大切」などと述べるにとどめた。

 コロナ患者を受け入れているある病院の男性看護師(36)は専用病床以外の状況について「ほぼ満床に近い。夜勤も休憩が取れず、超過勤務がかなり増えている」と訴えた。他のメンバーも「しわ寄せがかなり来ている。次の感染の波が来たときは持ちこたえられるか不安」と語った。

 県医務課の馬場秀典参事は「次の波に備え、県としても医療従事者になるべく負担を掛けないような対策を考えている」と述べ、負担軽減に向けた検討を続けるとした。(円田浩二)

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