小松酒造の甘酒。写真右から、すっきりとした甘さの「おとなのあまざけ」と、クエン酸のほどよい酸味が加わった「おとなのあまざけ TYPE2」。ピンクとブルーのシンプルなラベルがスタイリッシュ。どちらも972円(500ml)

自ら杜氏(とうじ)も務める代表の小松大祐さん。「麴のプロである酒蔵が米と麴だけで作った、本物の甘酒をぜひ味わって」

豊かな自然に抱かれた相知の山あいで歴史を重ねた小松酒造。地元産の山田錦と、地下130mからくみ上げた天山水系の湧き水で日本酒を醸す=唐津市相知町

小城産の古代米を使った陽だまりの「五穀あまざけ」は864円(500ml)。店舗で購入できるほか、佐賀市内の一部産直所でも販売。詳しくは電話で問い合わせを

築110年の趣ある古民家に店を構える「陽だまり」。甘酒をはじめとした自然食品が千点以上並ぶ=多久市

娘2人と店を切り盛りする「陽だまり」店主の髙田寿子さん。「県産古代米の良さを知ってほしいという思いで作った、地産地消の甘酒です」

 「飲む点滴」「飲む美容液」といわれ、栄養豊富で美容効果も高い甘酒。米と麴(こうじ)から作る甘酒は日本書紀にも登場するなど、古代から親しまれてきました。暑さで食欲が減退しがちなこの季節、すっきりとして飲みやすく栄養たっぷりの甘酒は夏バテ予防にも最適。県内産の米を使い、製造法にもこだわった甘酒を紹介します。

 作礼山のすそ野に蔵を構える「小松酒造」(唐津市)。7代目の小松大祐さんは、甘酒には主に三つの健康効果があると話します。一つは、保湿効果のある麴セラミドによる美肌効果。二つ目は便秘改善で、体内で消化されにくいレジスタントプロテインという成分が、便の排出をスムーズにするのだとか。最後は、天然のブドウ糖による疲労回復効果。酵素によって分解されたブドウ糖は消化しやすいため疲れた胃腸にも優しく、効率的にエネルギーを補給できます。

 甘酒はタイプの違う2種類を販売しています。「おとなのあまざけ」は、精米歩合50%の米と麴のみを使ったぜいたくな商品。上品な甘さとさらさらとした口当たりが特長で、冷やしてそのまま飲むのはもちろん、豆乳やトマトジュースで割るのもおすすめです。この商品の「TYPE2」は、主に焼酎づくりに使われる白麴を使用。白麴に含まれる天然のクエン酸が甘酒に程よい酸味を加え、疲労回復効果をさらに高めます。小松さんは「個人差はあるが、1日に100ミリリットル程度を2~3週間飲み続けることで、健康効果を実感できるはず」と話します。

 多久市でこだわりの甘酒を扱っているのが、自家製の塩麴やしょうゆ麴を使った料理と自然食品を提供する「陽だまり」。オリジナル商品「五穀あまざけ」には、白米と玄米に加えて、黒米、赤米、緑米という3種類の古代米を使用しています。米類は全て小城産で、鹿島市の淵上麹屋の協力を得て製品化しました。店主の髙田寿子さんは「5種類の米から引き出した豊かな甘味が自慢」と話します。ゼリーやオレなど、甘酒をアレンジしたメニューも人気です。(久保禎一)

小松酒造

[住]唐津市相知町千束1489

[時]8時~17時

[電]0955(62)2408

[休]土、日曜

[HP]http://www.manrei.jp

[他]酒蔵で商品を直接購入可能

陽だまり

[住]多久市東多久町納所2151

[時]11時~15時、17時~20時(19時LO)

土日祝11時~21時(20時LO)

[電]0952(76)5175

[休]月曜

[HP]https://www.sagahidamari.com

[FB]「陽だまり 東多久店」で検索

★自宅でできる甘酒レシピ

■材料

炊いたご飯 100グラム

麹    100グラム

水     500cc

■作り方

炊飯器に材料を全て入れ、一晩(8~10時間)保温する。味見をして甘さが足りない場合は、もう数時間保温する。

(レシピ提供/小松酒造)

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