静岡産大との練習試合で、激しく競り合う林(上)=静岡県内

 東京五輪に出場するサッカー男子日本代表は8日、静岡県内での合宿4日目で静岡産大と練習試合を行い、5―0で勝った。主力組が出た前半は久保建(レアル・マドリード)や堂安(PSVアイントホーフェン)遠藤航(シュツットガルト)が得点して4―0で折り返し、後半はメンバーを入れ替えて1点を加えた。

 これまで守備的MFにこだわりを示していた中山(ズウォレ)は、今大会は本職ではない左サイドバックでの出場が濃厚。この日は好機に絡めなかったが「新しい挑戦に楽しみがある」と意欲的に話した。

 

林、主力組入るも連携途上

 日本は吉田(サンプドリア)らオーバーエージ(OA)3枠を費やした守備陣に安定感がある一方、若手に託された攻撃は未知数の部分が残る。練習試合で主力組のワントップに林(鳥栖)が入ったが、2列目の久保建らとの連係はもう一つで課題も浮かび上がった。

 林はバックアップメンバーでの選出後に今大会の特例が発表され、負傷者などが出なくても試合に出場できる可能性がある。夢舞台のピッチを目指し「FWなので一番は得点」とアピールを狙った。ポストプレーで久保建のゴールを演出したものの、前向きでパスを受ける場面をつくれず自身は不発に終わった。

 FWの1番手と目される上田(鹿島)は6月に脚の付け根に肉離れを起こし、別メニュー調整。前田(横浜M)は合宿直前のリーグ戦で脳振とうの症状を見せ、回復プログラムの途上だ。

 林にはホンジュラスとの強化試合(12日)でもチャンスがありそうだ。荒々しいプレーで「ビースト」の愛称を持つ逸材は「本大会で出られるように自分の立ち位置を上げていかないと」と危機感を抱く。攻撃陣の競争心が浮沈の鍵を握っている。(共同)

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