歴史や文化、豊富な物産と食の魅力などを紹介したコミック本「探検! 白石町」

 白石町の歴史や文化、今のまちの姿を漫画で紹介するコミック本「探検! 白石町」ができた。同町商工会が「手軽に町を知ることで郷土愛をはぐくみ、観光PRにも役立てよう」と、5年がかりで制作した。町内全世帯に配布している。

 A5判、88ページ。福岡市の出版社と内容を考え、作画は町出身で漫画「王様ゲーム」などで知られる栗山廉士(れんじ)さん(東京在住)に依頼した。

 東京から白石町に移住した小学生の女の子が、友達と一緒に町を探訪して学んでいくストーリー。戦国時代に北部九州の首都だったともいわれる須古城では、城主の龍造寺隆信から城の構造を学ぶ。海童神社では付近が昔は海だったことなどを知り、水堂(みっと)さん、歌垣公園など町内にパワースポットがあることにも驚く。

 さらに、江戸時代に始まった干拓事業の「塩抜き」の苦労を初代佐賀藩主鍋島勝茂が伝え、当時は館があった現在の佐賀農業高を訪ねて最先端を追う農業教育に触れる。豊富な農作物に加えて有明海の魚介類「まえうみもん」やノリ養殖、郷土料理の須古ずしなど白石の食の魅力を紹介する。

 制作には町や須古歴史研究会も協力。作画の栗山さんには多くの写真を送って参考にしてもらった。1万冊作り、町内約7200世帯や学校、主要施設に配る。商工会は「漫画にして子どもたちにも読んでもらい、町を改めて学ぶことで新たな発見につなげてもらえれば」と話す。(小野靖久)

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