サンタ事業を振り返り、もてなしの心の大切さを語った大町町商工会女性部の山下知代さん=唐津市の唐津シーサイドホテル

 「商工女性の主張発表大会」の九州ブロック大会が6日、唐津市の唐津シーサイドホテルで開かれ、佐賀県代表の山下知代さん(55)=杵島郡大町町=が最優秀賞に選ばれた。10年にわたるクリスマスの宅配事業や、2019年8月の佐賀豪雨で被災後、前を向く契機になった支え合う力の大切さを語り、評価された。10月に大分県で開かれる全国大会に出場する。

 九州・沖縄各県の代表8人が、地域活性化に向けた女性部の活動を発表した。

 山下さんが所属する大町町商工会女性部は、クリスマスに預かった贈り物を宅配する「サンタ事業」で、ツリーを軽トラックに載せてクリスマス曲を流す演出をしている。「届けるだけなら単なる宅配サービス。心のこもった演出で、幸せな思い出に変わる」と紹介した。

 夫婦で営む日本料理店が佐賀豪雨で浸水被害に遭った際、県内の女性部や青年部がボランティアで駆け付け、全国の女性部からも支援物資や義援金、励ましの手紙が届けられたと振り返った。「『何とかなる』と希望と自信が湧き上がってきた」と話し、「相手のことを思いやって行動を起こし、元気づけることができる。そんな力が女性部にはある」と強調した。

 審査委員長を務めた佐賀新聞社の澤野善文常務取締役は「相手の喜びが自分たちの喜びになる、商工会の原点を表現していた」と講評した。大会は九州商工会連合会、同連合会女性部連絡協議会が主催した。(横田千晶)

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