病院の増改修工事の現場をパトロールして、作業員の安全確保の対策などを確認する佐賀労働局の加藤博之局長(左)=佐賀市川副町

 全国安全週間(7月1~7日)に合わせ、佐賀労働局(加藤博之局長)は6月30日、佐賀市川副町の早津江病院の増改修工事の現場をパトロールした。加藤局長ら5人が見回り、作業員の安全確保の取り組みや熱中症対策などを確認した。

 施工者の松尾建設(佐賀市)の現場責任者から、現場の環境を踏まえて作成した注意事項や、同社が独自で定めた安全基準に基づいて作業している状況の説明を受けた。その後、現場を視察し、安全通路の整備や足場の状態などをチェックした。熱中症対策では、扇風機の設置や1時間ごとに15分の休憩時間を設けていることを確かめた。

 視察後、佐賀労働局側は、フォークリフトの車輪止めなど細部まで安全管理を徹底していることや、注意事項を図で表す“見える化”を図っているとして「安全意識を高めて取り組んでいる」と評価。一方、足場の落下防止の措置や大きな音が出る作業時の耳栓の装着など、より安全を保った環境の整備を求めた。

 佐賀労働局によると、昨年の県内の労働災害による死傷者は前年より106人増の1288人。死亡者は前年より10人増の13人で、うち4人が建設業だった。(中島佑子)

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