「鍋島小紋マグネット」(右上から時計回りで)「御召御納戸」「浅葱色」「鍋島柿」「鴇色」

 佐賀藩の伝統的な文様「鍋島小紋」をあしらったマグネットが、佐賀市の佐賀城本丸歴史館で販売されている。上品な柄と、鍋島家で用いられていた伝統色を組み合わせて、歴史を感じさせるミュージアム・グッズに仕立てた。

 江戸時代は各藩が独自の柄を定めており、それぞれの藩内での使用にとどめるという意味から「お留形」と呼ばれる。鍋島小紋は、佐賀藩の武士がかみしもに用いた文様で、ごまの実を輪切りにした形をしている。「胡麻柄模様」の別名があり、遠目には無地に見えるほど細かく、気品が漂う。

 佐賀市の印刷会社「弘文社」(片倉鉄矢社長)が企画した。直径5・5センチ。色は鍋島家で用いられていた「鍋島柿(鉄さび色)」をはじめ、かみしもの生地にあしらった「浅葱色(あさぎいろ)」、11代将軍徳川家斉(いえなり)が愛用した高級縮緬の濃紺「御召御納戸(おめしおなんど)」、トキの風切り羽根の落ち着いたピンク色「鴇(とき)色」の全4色。

 1個150円(税込み)。片倉さんは「小紋の柄がはっきりと分かるように仕上げた。さまざまな色を試作して、本丸歴史館にふさわしい4色に絞り込んだ」と話す。問い合わせは同社、電話0952(23)5603。(古賀史生)

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