佐賀県内の感染状況(2021年7月5日現在)

 佐賀県は5日、新型コロナウイルスへの感染が県内で確認された人のうち1人が、インドで見つかった変異株「デルタ株」に感染した疑いがあると発表した。デルタ株の感染疑い例は県内で初めて。国立感染症研究所の検査でデルタ株と確定すれば、県内初の検出になる。

 県によると、デルタ株かどうかを調べるスクリーニング検査で6月28日~7月4日の感染事例8件を調べたところ、陽性だった。症状は中等症で専用病床に入院している。県は今後、検体を国立感染研に送り、ゲノム解析をする。県外での行動歴があり、濃厚接触者を含む県内での接触者は3人と説明している。

 県健康増進課によると、九州では6月29日時点で鹿児島と沖縄県でデルタ株の感染者が確認され、福岡県と宮崎県でもデルタ株の感染疑い例が出ている。

 健康増進課は「県内では濃厚接触者を特定し、行動自粛をお願いしており、今から広がることはない」とみており「過度に恐れず、改めて感染予防策の徹底を」と呼び掛けている。

 5日の新たな新型コロナの感染者はいなかった。専用病床の使用率は3・8%で、軽症・無症状者が療養するホテルの使用率は0・8%。重症者はゼロで、中等症患者は8人となっている。(岩本大志)

 

 ■デルタ株 爆発的に感染が拡大したインドで見つかった新型コロナウイルスの変異株。感染力が強く、世界保健機関(WHO)が英国(アルファ)株、南アフリカ(ベータ)株、ブラジル(ガンマ)株に次いで4番目に「懸念される変異株」へ指定した。英国や日本でも感染者が確認された。「デルタプラス」と呼ばれる新たなタイプも見つかっている。(共同)

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