豊田陽平(後列左から2人目)ら新加入選手たちと新体制発表会見に臨むJ2鳥栖の松本育夫監督(前列左から3人目)=1月17日、佐賀県鳥栖市

 サッカー・J2サガン鳥栖の新体制が17日、発表された。2010年シーズンは、松本育夫監督が4季ぶりに現場復帰。FWの豊田陽平や萬代宏樹、U―20韓国代表の金民友(キム・ミヌ)ら新たに11選手を加え、「120%の補強ができた」(松本監督)。“新生サガン”のチームスローガンは「夢一岩」。その言葉通り、選手、スタッフ、サポーターが一枚岩となり、J1昇格に挑む。

 昨季開幕当初、得点力不足に泣いたことから、FWの補強に重点を置いた。J1京都から北京五輪代表の豊田、磐田から豊富な運動量を誇る萬代を獲得。ともに180センチ台半ばの大型FWで、得点力アップに期待がかかる。

 中盤は5人が加入。金はU―20韓国代表の中心選手で、昨年のU―20W杯では3得点。チームのベスト8進出に貢献した。早坂良太らスピードある選手も多く、左右からのサイド攻撃に厚みが増す。

 DF陣は経験豊富な木谷公亮や守備力に定評がある丹羽竜平らが加入。GKも水戸から190センチの首藤慎一を獲得するなど、各ポジションでバランスよく補強した。残留組との激しいレギュラー争いが、チームを活性化させる。

 今季はレンタル選手に依存しないチーム作りを掲げており、新加入選手は豊田以外は完全移籍。またGKをのぞく平均身長が177センチと、昨年より3センチ以上高くなり、セットプレーも大きな武器になりそうだ。このほかユース所属の4選手をトップチームの練習に参加させ、積極的に試合に出場させる方針。

 新入団会見には牛島洋太郎社長や松本監督、尹晶煥(ユン・ジョンファン)ヘッドコーチのほか、新コーチ、首藤を除く新加入10選手が出席。これまでで最強のチームができたという松本監督は「ことしは意地を見せる年。サッカー人生最後の力をクラブにささげたい」と決意を語った。

 選手たちは同日、ベストアメニティスタジアムでのファン感謝デーでサポーターと交流後、ランニングやミニゲームで汗を流した。

 開幕ダッシュに失敗した昨季の反省から、チームは例年より早く始動。18日から早朝、午前、午後の3部制で練習し、27日から30日まで大分で1次キャンプ、2月中旬には鹿児島で2次キャンプを行う。韓国や中国のプロチームを相手に、9試合の練習試合を予定。実戦形式でチームの完成度を高め、3月6日のJ2開幕に照準を合わせる。

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