J2栃木SCへ完全移籍することが決まったFW豊田陽平=2021年2月27日、湘南戦

 サッカー・J1サガン鳥栖は5日、在籍12年目のFW豊田陽平(36)が、J2栃木SCへ完全移籍すると発表した。
 豊田は石川県出身。185センチ、79キロ。地元の星稜高から2004年にJ1名古屋に加入。山形、京都を経て10年にJ2鳥栖(当時)に加わった。11年には23得点を挙げてクラブ初の得点王に輝き、J1昇格に大きく貢献。韓国Kリーグ蔚山(ウルサン)への半年間の期限付き移籍(18年)を挟み、鳥栖在籍12年目のシーズンを迎えていた。
 今季はこれまでリーグ戦3試合、ルヴァン杯3試合に出場。36歳の誕生日と重なった第9節・横浜FC戦(4月11日)には後半40分から途中出場し、J1通算300試合を達成した。J1通算100ゴールまで、あと「2」に迫っていた。(井手一希)

 クラブを通して発表したコメントは次の通り。

 いつもサガン鳥栖へ、どんな時でも熱い熱い応援をいただき、ありがとうございます。
この度、豊田陽平は栃木SCへ完全移籍する決断をしましたことを報告させていただきます。
 サガン鳥栖でプレーして12年。J2得点王、J1昇格、Jリーグベストイレブン、日本代表選出など多くの経験と成長がサガン鳥栖と共にありました。そしてサガン鳥栖で過ごした全ての時間が特別なものであり、どんな時も自分の背中をしっかりと押してくれたのはサガン鳥栖サポーター皆様の存在でした。サガン鳥栖サポーターの皆様と共に味わった感動の日々は、どんなに苦しい時でも正々堂々と真っ直ぐに進んで行きたい自分の気持ちに寄り添ってくれるものでした。そんな思いを背負ってプレーすることができた自分は本当に幸せでしたし、これからも皆様と共に喜びを分かち合っていきたいと思う気持ちは変わりません。ただ自分自身がその気持ちに応え、表現ができるのは、最後の最後までピッチの上で戦い続け、泥臭くても、勝負にこだわり続け、ゴールにこだわり続ける姿であるとも思っています。皆様に支えてもらった日々のことを考えるとこれまでにないくらい苦渋の決断ではありましたが、皆様の思いを感謝に変えて、プロの世界の中で戦い続けていきたい、自分自身を表現し続けていきたいと思い移籍を決意いたしました。本当に大きく大きく成長をさせてもらった皆様に感謝の気持ちしかありません。そしてまだまだ言いたいことも伝えたいこともたくさんあります。ですが、これからの自分自身の姿を見てもらうことで豊田陽平からの気持ちを受け止めていただければありがたいです。
 最後に、サガン鳥栖を愛してくださる皆様、本当にありがとうございました。

豊田陽平

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