唐津市厳木町出身で、現在は静岡県熱海市を拠点に活動する画家の中島潔さん(78)。3日に同市内で発生した土石流の現場は、自宅から2キロほど離れていたが、災害は少ないと聞いていたと言い「信じられない気持ち」と話した。自身や自宅に被害はなく、車で約20分のアトリエも「心配はない」という。

 中島さんはこの日、山の中腹にあるアトリエでの仕事を午前中で切り上げた。「幾度も経験している程度の雨で、ひどいわけではないが、霧の掛かり方や雨の降り方に違和感があった」と振り返る。用心しながら帰宅し、テレビで初めて被害を知った。

 20年近く前に熱海に移り「坂ばかりで崖も多いが、地盤がしっかりしているということだった」と話す。今回の被害について「長く住む人も、災害が少ないと安心していただろう。つながりのある人からも被害の話が出てくると思うし、ショックは大きいと思う」と周囲をおもんぱかった。(志垣直哉)

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