市民会館と50年の時を刻んだグランドピアノを演奏する教諭ら=唐津市の鬼塚小

市民会館と50年の時を刻んだグランドピアノ。子どもたちが音色に聞き入った=唐津市の鬼塚小

 唐津市は、3月末で半世紀の歴史に幕を閉じた唐津市民会館で使用されてきたグランドピアノを市内の鬼塚小と厳木中に譲った。鬼塚小では1日にお披露目会を開き、子どもたちは響き合う音色に聞き入った。

 譲ったのは開館当初からステージで使われてきたヤマハのグランドピアノなど2台。閉館前に小中学校や公共施設に活用を呼び掛け、2校から手が上がったという。

 鬼塚小は、これまでグランドピアノがあるのは音楽室だけだったことから、「子どもたちに良い環境で音楽鑑賞をしてもらいたい」(多貝利彦校長)と応募した。体育館に設置し、入学式や集会で活用する。

 お披露目会では、教員の宮本佳奈さんら3人が全校児童の前で演奏した。「野に咲く花のように」やショパンの「幻想即興曲」を披露し、児童たちは聴きながら心を躍らせた。

 全校集会で校歌を伴奏している6年の坂本唯花さんは「鍵盤が柔らかくて響きやすい音色だった。普段はピアノ教室でしか弾けないから、学校で弾くのが楽しみ」と笑顔を見せた。(横田千晶)

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