酒かすの風味と、カリッとした食感が特徴の青しまうり漬

青しまうり漬をPRする(右から)生産者代表の北島一明さん、横尾俊彦多久市長、JAさが佐城多久地区代表理事の牟田和弘さん=市役所

販売が始まった青しまうり漬。中元に人気という

 多久市特産の「青しまうり漬」の販売が始まった。砂糖と塩、酒かすで漬けた夏の伝統食品で、厚みのある皮の歯ごたえが特徴。贈り物として毎年、全国に発送されている。新型コロナウイルスの影響で帰省が難しい人も多く、今年も人気を集めそうだ。

 家庭で漬けていた味を多くの人に楽しんでもらおうと、市内の青シマウリの生産者がJAの協力を得て、1987年に商品化した。今年は8月中旬まで20トンの収穫を見込み、このうち漬物に適した大きさで上質なウリを浅漬けにしている。

 商品化された当時は「6次産業化」が叫ばれ、各地に農産物の加工場ができた。県内でもさまざまな加工品が作られたが、JAさがによると30年以上販売されている商品は珍しい。

 梅雨時期の栽培で病気になりやすく、手間もかかる。生産者は高齢化し、ウリ部会の発足時に90人いた会員も9人に減った。部会長の北島一明さん(70)は「今年は20代と30代の就農者が2人加わり、後継者ができた」と喜ぶ。

 青しまうり漬は2枚から15枚入りまでの4種類で、価格は2枚入り800円から。JAさがの直売所「たくさん館」(北多久町)と「さが風土館季楽」(佐賀市)、多久市物産館「朋来庵」(多久町)で購入でき、郵送も受け付けている。問い合わせはたくさん館、電話0952(75)8011。(谷口大輔)

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