校則の見直しの状況について報告があった佐賀県総合教育会議=県庁(2021年3月撮影)

 全国で「ブラック校則」が問題化する中、全ての佐賀県立学校で本年度、髪の毛の色やくせなどを学校に申し出る「地毛申請」がなくなった。県立学校の校則は3月末までに46校が、下着の色や頭髪などの規定を見直しており、学校現場では時代に即した対応を模索している。

 地毛申請は、生まれつきや何らかの理由で赤毛やくせ毛の生徒が、地毛であることを学校側に届け出て証明しておく仕組み。前年度まで3校で校則に規定されていたが、2020年度末までに見直された。

 地毛申請を規定していた高校の生徒指導教諭は規定があった理由について「事前に把握しておけば、本人の人権を守りながら指導ができる」と説明した。削除した経緯については「生徒を締め付ける意味合いが強いことから、校則として残す必要はないと判断した」と話した。

 校則を巡っては、県教委が20年3月に見直しを求める通知を県立学校に出していた。20年度末までに「下着は白色を着用」とする規定が削除された学校は14校に上った。このほか、1校で規定があった「日傘の使用禁止」は削除された。2校には「校内でのひざ掛けの使用禁止」という項目もあったが見直された。

 文部科学省は6月までに、時代の変化に合わせて見直しを求める通知を、各都道府県の教育委員会などに出している。(岩本大志)

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